高速鉄道追突事故を契機に“我に力あり”と知った中国メディア=新たな変革の力に―英紙

Record China    2011年8月15日(月) 22時45分

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12日、英紙フィナンシャル・タイムズは、高速鉄道追突事故報道を契機に中国メディアの記者、編集者は自らの力に目覚めたと報じた。写真は26日、高速鉄道追突事故の現場。

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2011年8月12日、英紙フィナンシャル・タイムズは、高速鉄道追突事故報道を契機に中国メディアの記者、編集者は自らの力に目覚めたと報じた。BBC中国語サイトが伝えた。

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7月23日に起きた中国高速鉄道追突事故。批判的報道を続けるメディアに、政府は規制を指示したが、一部メディアは抵抗する姿勢を示した。変革の力となりつつある中国メディア。今回の事故はその過程をクローズアップするものとなった。

北京外国語大学の展江(ジャン・ジアン)教授は、調査報道はほんの数社しか許されない特権だったが、今回の事件では党報商業部門、官製メディアも含む多くのメディアが調査報道分野に進出しようとする野心を示したと評した。

中山大学の張志安(ジャン・ジーアン)教授によると、現在、中国で調査報道に従事する記者は約500人。だが、ニュース専攻の学生の多くはこの道に進みたいと志しているという。その道を後押ししているのがソーシャルメディアの普及だ。当局が隠ぺいしたいニュースもあっという間に拡散してしまう。記者の中には自分の記事がマスメディアで発表できないと知ると、マイクロブログで公開する者まで出ている。(翻訳・編集/KT)

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