<中華経済>中国ディーラーの在庫急増、国産ブランド車の販売店は倒産寸前

Record China    2011年8月13日(土) 6時16分

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12日、自動車販売台数の低迷で、販売店の在庫が急増していることが分かった。特に深刻なのは中国自主開発のブランド車で、在庫周期は倒産目前の水準だ。今後メーカーの生産計画が変更されなければ、年末には400万台を超える在庫が生まれるという。

2011年8月12日、自動車販売台数の低迷で、販売店の在庫が急増していることが分かった。特に深刻なのは中国自主開発のブランド車で、在庫周期は倒産目前の水準だ。今後メーカーの生産計画が変更されなければ、年末には400万台を超える在庫が生まれるという。中国の各メディアが伝えた。

中国自動車工業協会の統計によれば、2011年上半期(1〜6月)の自主ブランド車の販売台数は前年同期比0.82%減で、市場シェアは同2.96%減だった。大手自主ブランド車メーカーの販売台数は軒並み前年比割れしており、販促キャンペーンも効果がない状態だ。

自動車販売業界では、販売店の正常な在庫周期を45日程度としており、45日を超えると調整が必要で、60日を資金難を引き起こすデッドラインとしている。北京市内にある自主ブランド車の販売店の営業担当者は、「在庫周期はすでに150日を過ぎている。購入制限政策のせいで、今年上半期は20台ほどしか売れてない」と嘆く。下半期に新しい販売促進政策が発表されなければ、倒産も覚悟していると話す。

一方、購入制限のない上海市や湖北省武漢市などでも自主ブランド車の在庫が山積みになっている。比亜迪BYD)を扱う販売店の担当者は、「在庫は200台以上あるが、毎月40台ほどしか売れない」と語る。メーカーが新モデルを出せば仕入れる必要があるが、すでに在庫がかさみ、資金難に直面しているという。

2010年は自動車市場全体が大幅な成長を遂げたことから、多くのメーカーが今後も好調な成長が続くと判断。11年の国内の合計目標生産台数は2200万台を超えるが、販売実績が前年と同水準にとどまれば市場は400万台もの在庫を抱えることになる。(翻訳・編集/JX)

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