東シナ海タンカー事故の救助、「中国側の努力が不十分」は事実と異なる―中国外交部

人民網日本語版    2018年1月17日(水) 20時0分

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中国外交部の陸慷報道官は16日の定例記者会見で「中国指導者はタンカー『サンチ』事故発生後、全力で捜索・救助にあたるよう関係当局に直ちに指示した。いわゆる中国側が救助に力を尽くさなかったとの見解は事実と異なり、無責任でもある」と表明した。

中国外交部の陸慷(ルー・カン)報道官は16日の定例記者会見で「中国指導者はタンカー『サンチ』事故発生後、全力で捜索・救助にあたるよう関係当局に直ちに指示した。いわゆる中国側が救助に力を尽くさなかったとの見解は事実と異なり、無責任でもある」と表明した。

【記者】イラン外務省報道官は15日、タンカー「サンチ」の救助過程において中国側はすでにイラン側と最大限協調していると表明した。われわれは陸報道官が状況を連日説明していることに留意している。イラン外務省報道官の発言についてコメントは。中国側の善後処理は。

【陸報道官】東シナ海タンカー事故発生後、中国側は一貫してタンカー「サンチ」の捜索・救助活動を非常に重視してきた。中国指導者は事故発生後、全力で捜索・救助にあたるよう関係当局に直ちに指示した。事故発生同日に、中国側は船舶9隻を集めて全力で捜索・救助にあたった。2日目からは、現場で救助に当たる船舶は常に13隻以上を保ち、韓国・日本船舶の捜索・救助への参加も調整したうえ、上海や江蘇省などから捜索・救助部隊を集めた。

イランの労働大臣、駐中国大使は事故発生後間もなく上海に到着し、中国側救助活動の全過程を目にした。イラン側の派遣した救助要員も事故船の所在地点に速やかに到着した。イランの労働大臣は帰国後、中国側は消火のタイミングに遅れることなく、消火と救助に全力を尽くし続けていると表明した。あなたの指摘したように、イラン外務省報道官は「サンチ」沈没前に、中国とイランの救助部隊は乗船準備を整えていたが、最終的に爆燃のため果たせなかったと表明した。同報道官は、このような複雑な事故に対して、中国側が救助に力を尽くさなかったと言うのは正しくなく、詳細な調査なしに他人を非難することはできない、現時点で中国側はすでにイラン側の必要に最大限協調していると指摘した。

イラン側のこの発言は、いわゆる中国側が救助に力を尽くさなかったとの見解が事実と異なり、無責任でもあることを物語ってもいる。

善後処置に関しては、中国側指導者はすでに関係当局に対して、法規にのっとり適切に処置するよう指示している。中国側は事故調査へのイラン側の参加を歓迎する。イラン側乗組員の家族の中国への渡航にビザなどの面で便宜を図りたい。(提供/人民網日本語版・編集/NA)

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