中国の李克強副首相が香港市民と街頭で直接対話へ、民生重視姿勢をアピール―大学生とも交流

Record China    2011年8月11日(木) 9時55分

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10日、中国国務院常務副総理の李克強氏が、早ければ今週末に香港を訪問する。「第12次五カ年計画」期間における香港のチャンスについてスピーチを行い、民生生活を重視する姿勢をアピールする目的であることが分かった。政治的意味合いは含まれていない模様だ。

2011年8月10日、中国国務院常務副総理(第一副首相)の李克強氏が、早ければ今週末に香港を訪問する。中共上層部に近い人物によると、今回の訪問は「十二五(第12次五カ年計画:2011〜2015年)」期間における香港のチャンスについてスピーチを行い、これまでと変わらず民生生活を重視する姿勢をアピールすることを目的としていることが分かった。2泊3日の日程で行われる李氏の香港訪問には、政治的意味合いは含まれていない模様だ。多維新聞が伝えた。

李氏は12日に開かれる深センユニバーシアード大会開幕式の後、香港に向かう予定。担当者が10日に一足早く香港に出発、訪問の下準備を行う。李氏が香港で行うスピーチのテーマは、中国本土の発展と香港のチャンスに関わる問題で、十二五計画における香港の発展の可能性を取り上げ、特に民生経済に重点を置いて話を進める。

香港滞在中、李氏が街中に繰り出して香港市民と対話する機会もありそうだが、経済界の人と会う予定はない。李氏のプランは、本土の要人が香港を訪問する時の慣例を打破するスタイルで、民生を重視し、本土の民生経済に立脚した氏の姿勢が伺える。また、香港大学でもスピーチを行い、学生と交流し、香港の青年に対する中央政府の重視と関心をアピールする。本土の上層部が香港の青年層から好感され、受け入れられることは、香港の安定と経済発展に有利に働くだろう。

消息筋によると、李克強氏は職務上、香港・マカオ関連の担当ではないため訪問日程も短く、記者会見も行わないという。アナリストは、「李氏の次期首相就任は、今回の香港訪問に関係なく、ほぼ動かぬところとなっているが、香港行きは李氏の問題解決方法や手段を試すよいチャンスでもある。ただ、全体的に見て、李氏の香港訪問の大筋は『経済』にある」と指摘した。(翻訳・編集/JX)

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