治療費めぐって患者と口論、縫合した傷口を開いた医師、職業資格停止処分に―湖北省武漢市

Record China    2011年8月9日(火) 12時52分

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8日、「治療費が高すぎる」という患者と言い争ったあげく、患者の要求に応じて縫合したばかりの傷口を故意に開いた医師に対し、病院側はこのほど職業資格停止の処分を下した。写真はその患者。

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2011年8月8日、治療費が払えない患者と言い争いになったあげく、売り言葉に買い言葉で縫合したばかりの患者の傷口を故意に開いた医師に対し、病院側は職業資格停止処分を下した。楚天都市報が伝えた。

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事件が発生したのは湖北省武漢市の武漢第3医院。誤って手の指を切った曹さんを同医院の賀医師(42歳)が診察、傷口縫合の処置を行った。だが、その治療費として1830元(約2万2000円)を請求されると、曹さんと付き添いの友人たちは高すぎるとして賀医師と助手の看護師と激しい口論になった。興奮した曹さんと友人は縫合した傷口を元に戻すよう要求。賀医師はこれに応じて抜糸した。

同医院の陳副医院長は7日、「このような事件は医院設立136年来で初めて。患者が興奮するのは理解できるが、医師はあくまでも冷静に対応すべきだ」とコメント。「縫合した傷口を開くのは、医師として間違った行為」と非難した上で、賀医師の職業資格停止と臨床現場からの異動を発表した。さらに詳しく調査した結果、同医師には厳しい行政処分も下される見込み。同医院は同日、患者の曹さんに正式謝罪。曹さんは謝罪には応じたが、同医院における治療の無料提供は拒絶している。武漢市衛生局医政処も事件に注目。同医院に対し、徹底した調査と関係者の処分を命じたという。(翻訳・編集/本郷)

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