商店看板への日本語併記を義務化、再び非難の的に―黒竜江省ハルビン市

Record China    2011年8月4日(木) 20時3分

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3日、満州開拓団死者の記念碑建立で批判の的となっている黒竜江省ハルビン市方正県が、商店の看板に日本語を併記することを義務化していることがネット上で取り上げられ、大きな騒ぎになっている。写真は満州開拓団問題の取材を阻止する現地の警察。

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2011年8月3日、満州開拓団死者の記念碑建立で非難の的となっている黒竜江省ハルビン市方正県が、商店の看板に日本語を併記することを義務化していることがネット上で話題になっている。南方日報が伝えた。

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1日、「ある町では全ての商店の看板に日本語を併記することを強制している。もし違反すれば何千元もの罰金が科せられ、注意をしても従わなかった場合、看板の掲示を禁止される。しかも日本語の占める割合を30%以上にするようにという新しいルールも出たらしい」というあるネットユーザーからの書き込みとともに、証拠写真が掲載された。それに対し、他のユーザーは「東北3省はまた敵に占領された」と過激な反応を見せるなど、大きな騒ぎとなっている。

記者が方正県の商店に尋ねたところ、罰金が科せられることはないが、看板への日本語併記は確かに義務化されており、違反した場合は営業許可証がもらえないと明かした。また、政府は無料で翻訳サービスも行っているとのこと。

方正県華僑商会のホームページによると、方正県からの海外移住者のうち、日本への移住者は3万5000人と最も多く、つながりも深い。方正県としては「渡日華僑の帰国の地」として町を盛り上げていきたいという狙いがあるようだ。

これに対し、あるネットユーザーは「町おこしのアイデアはいいが、傷口に塩を塗りこむようで、どうも気分が悪い」とコメントしている。(翻訳・編集/AN)

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