中国鉄道部門の負債24兆円を超える、負債比率6割=償還能力に疑問も―今年上半期

Record China    2011年8月4日(木) 5時49分

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2日、中国鉄道部財務局は、同部の上半期業績をウェブサイト上で発表した。それによると、2011年上半期の負債は2兆元(約24兆円)超で、負債比率は58.53%だった。

2011年8月2日、中国鉄道部財務局は、同部の上半期業績をウェブサイト上で発表した。それによると、2011年上半期の負債は2兆元超で、負債比率は58.53%だった。また、営業総収入は3525億5000万元、総コストは3473億2000万元、利益総額は42億9000万元だった。中国と香港のメディアが伝えた。

財政専門家によると、鉄道部が公表する負債比率は全面的でなく、資産と負債の構造の分析が必須。負債のリスクの大きさを判断するには、営業状況・利益率・コストを見る必要がある。経営状況が良ければリスクは抑制が可能だという。

鉄道部の発表によると、今年7月31日現在、北京・上海高速鉄道と同区間の在来線の1日あたりの乗客は25万4000人で、高速鉄道開通前の前年同期より9万4000人増えた。数字だけを見れば、経営状況は良好そうだ。

中国社会科学院経済研究所の袁鋼明研究員は、国際金融報の取材に対し「鉄道の経営状況は良好でも、2兆元という膨大な債務は償還できない。負債のコストが大きすぎるので、鉄道部に償還能力はない」と述べた。(翻訳・編集/JX)

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