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遠い首都を訪れても、観光よりも大切なのは果物卸売市場での貢柑、砂糖桔の販売だ。徳慶県の農家の7割はこれらのかんきつ類を栽培しており、1人当たりの年間所得に占める割合も大きい。
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2007年1月25日、広東省肇慶(ジャオチン)市徳慶(ダーチン)県から、約300人の農民が飛行機で北京へと向かった。観光の日程には、北京市にある果物卸売市場で、自分たちが育てた貢柑(ゴンガン)、砂糖桔(シャータンジエ)(共にミカンの一種)の販売を行うことが含まれている。
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徳慶県では農業を営む6万戸の農家のうち、約7割の4万戸が貢柑と砂糖桔を育てている。栽培総面積は20万ムー(13万3340a)。去年の収穫は10万ムーあたりの総生産量が20万t、販売収入はおよそ8億元(約120億円)にのぼった。これだけで全県農民の1人当たりの年間収入は2500元(3万7500円)になる。ミカンの木は徳慶県農民にとって、まさに「金のなる木」なのである。
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