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7月30日、英紙は「中国の特色あるインターネット」と題した記事を掲載した。中国のネットユーザーは年齢層が低く、特色ある方法でネットを通じて様々なビジネスを試みている。写真はネットショップをオープンした浙江省の高卒生。
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2011年8月1日、環球時報によると、英エコノミスト紙は7月30日、「中国の特色あるインターネット」と題した記事を掲載した。中国のネットユーザーは欧米と比べて年齢層が低く、所得が少ない傾向にあるが、中国らしい特色ある方法でインターネットを通じて様々なビジネスを試みている。
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ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)によれば、中国の消費者の需要と企業の姿勢、BL経済の成長と中国政府の役割が重要な要素になっている。複数の職を兼務したり、学生で起業するケースも多く、欧米のビジネスマンのような深い知識と経験はなくとも、別の方法でそれを補う手段をとっている。また、品質と消費者の需要を満たすことに力を注いでいることも特徴だという。
既存のメディアに頼らないBL経済の成長も著しい。大都市を除けば旧来の小売業は成長が頭打ちになっているが、インターネットがそれを補う形になっており、ブロードバンド接続にかかる経費は月100元(約1200円)足らずだが、これが絶大な効果をもたらしている。2015年には中国の電子商取引の年間取引額は現在の4倍に当たる3050億ドルに上るとBCGは予測している。
政府の要素も大きく影響している。2007年までは政府の干渉は少なかったが、インターネットが経済的にも社会的にも重要性を増してくると政治的な干渉が増えてきた。2010年には管理・監督計画を含めた白書が公開されたが、政府の干渉を逆に利用する企業も多く、不満を抱える企業は多くはないという。
しかし、こうした中国らしい特色あるインターネットビジネスも、海外での経験は少なく、海外進出は容易ではないと記事は指摘。今後は徐々にそうした特色が欧米企業によって吸収されていくかもしれないとしている。(翻訳・編集/岡田)
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