<レコチャ広場>高速鉄道事故、日本メディアの批判報道など気にするな―中国

Record China    2011年8月2日(火) 13時38分

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7月30日、浙江省温州で起きた高速鉄道の追突・脱線事故を受け、中国人ブロガー・張敬偉氏が「日本メディアの鉄道事故批判報道について」と題した記事を中国のブログサイトに掲載した。写真は26日の事故現場。

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2011年7月30日、浙江省温州で起きた高速鉄道の追突・脱線事故を受け、中国人ブロガー・張敬偉(ジャン・ジンウェイ)氏が「日本メディアの鉄道事故批判報道について」と題した記事を中国のブログサイト・鳳凰博報に掲載した。以下はその内容。

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多数の死傷者を出す大惨事となった温州の追突事故は、中国の世論のみならず世界の主要メディアからも高い注目を浴びた。中でも日本の各メディアはノルウェーの連続テロ事件から一斉に矛先を変え、これでもかという勢いで連日、中国の高速列車事故を報じた。

こうした無差別爆撃のような報道が世論を形成した。それは批判と嘲笑である。「安全麻痺症」「事故原因の隠ぺい」「パクリ」「技術のつぎはぎ」といった言葉が日本中を飛び交った。「官民協力して日本の技術が中国に流出しないよう阻止しよう」といった社説もみられた。これに対し、傍観者である韓国メディアは「刺激的な言葉で攻撃性の高い報道を展開」「自らのプライドを守るため」などと報じた。

東日本大震災の時の悲しみに満ちた抑えた報道と比べ、今回はいささか過熱気味だった。だが、事故原因に人為的な要素が含まれていたとはいえ、犠牲者に対する哀悼は十分に示すべきではないのか。このような血も涙もない報じ方は断じて許せない。とはいえ、どんなに他人の不幸を喜ぶような報道をされても、中国は自ら原因究明に努めなければならないのだ。

なんといっても日本の新幹線は47年間も死亡事故を起こしていないのだから、中国の高速鉄道がなんだかんだと批判されても文句を言えない。確かに中国の高速鉄道技術は成長が速すぎた。あるいは本当に日本やドイツ、フランスなどの技術を取り入れたのかもしれないが、それを独立した知的財産権に昇華させるまでにはある程度の時間が必要だろう。

その時間はどれくらい必要なのか?安全性を万全にするにはどうすれば良いのか?日本メディアの報道など気にせず、中国人の高速鉄道に対する自信をいかに再生させるかが大切だろう。高速鉄道の投資にかかった金額は1兆6000億元(約19兆円)にも上る。それを国民が怖くて乗れないというのなら、高速鉄道は発展のエンジンではなく単なる重い負担と化してしまう。

日本の世論やメディアの批判報道など気にするな。当局は効果的な措置をとり、国民の信頼回復に専念すれば良い。(翻訳・編集/NN)

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