<高速鉄道脱線事故>賠償金額を1100万円に引き上げ、少なすぎるとの声受け―中国

Record China    2011年7月29日(金) 19時19分

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29日、浙江省温州で23日に起きた高速鉄道の追突脱線事故で、犠牲者1人当たりの賠償金の基準額が91万5000元(約1100万円)に引き上げられたことが分かった。写真は28日、事故現場で犠牲者を悼む遺族たち。

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2011年7月29日、中国国営新華社通信によると、浙江省温州で23日に起きた高速鉄道の追突脱線事故で、犠牲者1人当たりの賠償金の基準額が91万5000元(約1100万円)に引き上げられたことが分かった。

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事故対策本部が遺族との具体的な話し合いを経て決定した、と伝えられた。これに先立ち、事故後すぐ、2007年に制定された「鉄道事故緊急救助・調査処理条例」に基づき、賠償金額50万元(約600万円)で合意していた遺族も、新たな基準で請求し直すことができる。

今回は50万元では少なすぎるとの声が遺族から多数上がっていたため、適用する法律を「中華人民共和国侵権責任法」に改め、賠償金の基準を算定し直した。死亡に対する損害賠償のほか、葬儀代、慰謝料、生活一時金が含まれる。

記事によると、負傷者に対する賠償金額も検討が始まった。対策本部は、遺族の生活が困窮しないよう、遺族が在住する各地方自治体に方策を尽くすよう指示を出したという。(翻訳・編集/NN)

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