中国人のための中国語検定が誕生、母国語の乱れが背景―中国教育部

Record China    2011年7月28日(木) 5時59分

拡大

26日、中国では今年10月から国内初の「中国語レベル検定」を実施する。これまでの検定試験とは違い“初の試み”となる点は、試験対象が中国語を母国語とする中国人であることだ。写真は中国の歴代国語の教科書。

(1 / 3 枚)

2011年7月26日、中国では今年10月から国内初の「中国語レベル検定」を実施する。これまでの検定試験とは違い“初の試み”となる点は、試験対象が中国語を母国語とする中国人であることだ。新京報の報道。

その他の写真

国内に無数の方言が存在する中国にはこれまでにも「普通話(標準語)検定」や、中国語を母国語としない少数民族向けの検定試験、外国人を対象とした検定試験が存在した。中国教育部試験センターの戴家幹(ダイ・ジアガン)主任によると、近年の中国は外国語学習ブームに沸く一方、母国語を軽視する傾向があり、中国語に外来語が氾濫し、インターネット用語(インターネット利用者の間で生まれ、普及していく新語)などで言葉の乱れが進んでいる。

この検定試験では聴解・会話・読解・作文の4つの分野から出題され、6段階のレベル判定を行う。6級が最高級だが、5級が大学卒業レベルに設定されている。作文以外の問題はすべてパソコン上で回答する形式となっており、取材に訪れた記者による体験受験では「けっこう難しい」との声が上がっていた。(翻訳・編集/愛玉)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携