水道水飲むな!豪雨で化学工場から汚染物質が流入、ミネラルウォーター使用を通達―四川省

Record China    2011年7月27日(水) 17時10分

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26日、中国・四川省綿陽市政府の発表によると、省内の河川・●江に電解金属マンガンの生産工場からスラグが流入し、綿陽市・江油市の水道水が汚染されたため、市民に飲用を禁止する通達が出された。写真は水を買いだめする市民。

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2011年7月26日、中国・四川省綿陽市政府の発表によると、省内の河川・●江に電解金属マンガンの生産工場からスラグ(精製後のカス)が流入し、綿陽市・江油市の水道水が汚染されたため、市民に飲用を禁止する通達が出された。中国広播ネットの報道。(●=さんずいに「倍」のつくり)

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今月21日の豪雨で上流200kmの地点にある工場から流入したものと思われる。地元当局は26日になって、綿陽市・江油市に供給される水道水が汚染の基準値を上回っていることを確認した。綿陽市環境保護局の馬道福(マー・ダオフー)局長は、「降雨直後は水量が増していたため、基準値を超える汚染は認められなかった。その後、河川の水量が平常値に近づき、川床に沈殿したスラグの含有量が上昇したものと思われる」と説明。

100万人を超える住民の生活用水については「飲用以外は問題ない。しかし、口に入るものはミネラルウォーターなどを使用してほしい」と呼びかけた。市政府でも配布用の飲用水を確保するほか、低収入層の集中する居住区にはそれを集中的に供給する。また、市内各店舗に対し、飲用水の価格を釣り上げるなどの行為を禁じた。(翻訳・編集/愛玉)

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