中国の国産ブランド車の販売激減、「栄威」はピーク時の半分に―今年上半期

Record China    2011年7月27日(水) 6時54分

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26日までに、中国国内メーカーの自主ブランド車が軒並み販売台数を落としていることが、2011年上半期(1−6月)の販売台数統計で明らかになった。

2011年7月26日までに、中国国内メーカーの自主ブランド車が軒並み販売台数を落としていることが、2011年上半期(1−6月)の販売台数統計で明らかになった。なかでも国産高級車ブランドの栄威(ROEWE)は、ピーク時の半数以下にまで落ち込んでいる。中国の各メディアが伝えた。

上半期の乗用車市場全体の成長率は、前年同期比5.75%増だったが、国産ブランド車に限れば、販売台数は同0.82%減の315.61万台にとどまった。乗用車の全販売台数に占める割合は2.96ポイント減の44.39%で、奇瑞、比亜迪、華晨、長安、上汽といった大手自主ブランド車はいずれも振るわなかった。

特にセールスが落ち込んだのは上海汽車の高級車ブランド「栄威」で、主力モデルの「栄威550」は、1月に約6000台あった注文が6月には半数以下の約2800台に激減した。「栄威350」もピーク時には1万台近く売れていたが、現在は4000台程度にとどまる。

上海汽車の担当者は、「栄威550」は発売から3年が経っており、販売台数が減少するのは想定内のことだと冷静だが、「まず自主ブランド車の安かろう悪かろうというイメージを払拭する必要がある」と強調する。今後は、新シリーズ製品の投入や市場プロモーション活動によるブランドイメージアップ作戦による再起を狙う考えだ。

一方、合弁メーカーの販売台数は、フォルクスワーゲンが同22.2%増、GMが同23.1%増、起亜が同18.2%増だった。トヨタホンダ東日本大震災の影響を受けたものの、日産は同14.5%増、マツダは同13.3%増と好調だった。輸入車のベンツ、BMW、アウディは2倍以上の伸びを見せた。(翻訳・編集/JX)

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