中国女子サッカーよ、なぜ「なでしこジャパン」に学べないのか?―中国メディア

Record China    2011年7月27日(水) 3時47分

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19日、体格面で明らかに劣るなでしこジャパンがなぜ“ドイツの戦車”に勝てたのか?中国メディアはサッカー女子W杯で優勝したなでしこたちの強さの秘密を探り、中国女子サッカー界にはっぱをかけた。写真は7月、中国女子代表選手の練習風景。

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2011年7月19日、体格面で明らかに劣るなでしこジャパンがなぜ“ドイツの戦車”に勝てたのか?中国新聞網はサッカー女子ワールドカップ(W杯)で優勝したなでしこたちの強さの秘密を探り、中国女子サッカー界にはっぱをかけた。以下はその内容。

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佐々木則夫監督は「なでしこが強くなれたのは男子サッカーのおかげ」だと話す。男子から世界最先端の練習法を真似したことで多くの優秀な選手が輩出できたというものだ。女子のサッカー人口も3万人に上り、人材にも事欠かない。

「日本の女子サッカーはこれからもっと強くなる」という言葉も裏付けがあってのことだ。日本サッカーの練習法は世界でもトップクラス。今年3月のアルガルベカップ(ポルトガル)で、中国女子サッカー代表の李霄鵬(リー・シャオポン)監督も「日本サッカーの練習法は世界で最も科学的だ。だが、我々はこれを真似するのも難しい」と絶賛している。

日本の練習法を真似できないほど、中国のレベルが低い原因はなぜなのか?李監督は詳しい説明をしなかったが、サッカー人口が違いすぎるという点も大きいのではないか。日本が3万人に対し、中国はわずか400人。しかも、将来に対する不安から彼女たちは明日にでも競技を辞めてしまう恐れがある。

「我々には豊富な人材の貯えがある」と高らかに叫ぶ佐々木監督に対し、李監督の境遇はかなり同情を誘うものがある。この状況でロンドン五輪への出場権を勝ち取るよう求めるのは無理があるというものだ。

なでしこたちはなぜ奇跡を起こすことができたのか?奇跡というものは常に努力をする人のところにやって来る。悪いことばかり考えている人には寄ってこない。少しでもサッカーが分かる中国人なら、日本サッカーの強さの秘密にすでに気付いていることだろう。

中国サッカーは自己研鑽の能力を失ってしまったようだ。過去10年間の歴史がこれを物語っている。これではどんなに強い技を授かろうが、無敵のチームは作れないだろう。(翻訳・編集/NN)

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