<高速鉄道脱線事故>問われる安全性、ネット上では当局に対する不信感も―米メディア

Record China    2011年7月26日(火) 2時33分

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25日、中国浙江省温州市で起きた高速鉄道事故を受け、米メディアは「中国高速鉄道の安全性が問われている」と報じた。写真は24日午後、事故現場から救出された2歳半の女の子。

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2011年7月25日、中国浙江省温州市で23日に起きた高速鉄道事故を受け、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(中国語版)は「中国高速鉄道の安全性が問われている」と報じた。以下はその内容。

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中国の高速鉄道技術の大部分は海外の各車両メーカーから10年かけて買い入れたもの。だが、中国政府はこれを自国の科学技術発展の象徴と宣言し、中国鉄道部は日本の新幹線技術を追い抜いたと自慢していた。中国共産党創設90周年記念の前日にあたる先月30日には北京・上海間高速鉄道の開業式典が華々しく行われ、温家宝(ウェン・ジアバオ)首相が出席している。

中国政府は一貫して「中国の国有車両メーカーが開発した高速鉄道技術」とうたってきた。だが、一部の鉄道関係者からは「速度を上げるのは危険」との声も上がっていた。そして、23日夜に事故は発生。中国の列車事故史上、大惨事の1つとなった。だが、今回の事故ではなぜ、自動制御装置が正常に作動しなかったのか。

事故原因が判明するまで中国の高速鉄道には乗りたくないとする声がネット上を中心に広がっている。特に「技術力」に関する疑問を挙げるユーザーも多く、「中国当局の責任者は常に『中国のエンジニアが開発した高速鉄道技術は最先端だ』などと胸を張っていたのに」と不信感をあらわにしている。(翻訳・編集/NN)

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