拡大
中国沖の東シナ海で貨物船と衝突し、沈没したタンカーから積み荷の石油が流出しており、汚染による海域への影響が懸念されている。写真は16日の中国外交部の会見。
2018年1月17日、中国青年報によると、中国沖の東シナ海で貨物船と衝突し、沈没したタンカーから積み荷の石油が流出しており、汚染による海域への影響が懸念されている。
中国国家海洋局は16日、海警局の哨戒船が救援活動を続けているほか、タンカーが沈没した周辺海域の監視も行っており、沈没した現場周辺には帯状に流出した大量の石油がいくつも見つかっていることを明らかにした。
衛星によるリモートセンシングでも石油の流出が確認されている。周辺海域での観測によると、一部では石油の海水中濃度がすでに1リットル当たり997.5マイクログラムに達しているという。タンカーの燃料も流出する恐れがあり、海域の生態環境への影響が懸念されている。
流出した石油を除去することが当面の急務で、中国で開発された吸着マットを使用することなどが検討されている。従来の除去方法よりも大幅に時間を短縮できるという。
また、タンカーはパナマ船籍で、イランの国営企業が運航させていたもので、海域の生態環境に深刻な影響が生じた場合の賠償についても社会的関心が集まっている。(翻訳・編集/岡田)
Record China
2018/1/16
Record China
2017/12/25
Record China
2017/11/27
Record China
2017/12/30
Record China
2018/1/1
ピックアップ
この記事のコメントを見る