日本製粉ミルクに不安、生産拠点切り替えで対応=口蹄疫や原発問題で―中国メディア

Record China    2011年7月19日(火) 22時10分

拡大

17日、口蹄疫や東日本大震災の影響を受け、中国市場で日本製の粉ミルクの流通が滞っている問題で、明治乳業は今年から豪州製の粉ミルクを市場に投入することがわかった。写真は浙江省寧波市のスーパーに並ぶ日本製粉ミルク。

(1 / 3 枚)

2011年7月17日、口蹄疫や東日本大震災の影響を受け、中国市場で日本製の粉ミルクの流通が滞っている問題で、明治乳業は今年から豪州製の粉ミルクを市場に投入することがわかった。広州日報の報道。

その他の写真

同社が16日に広州市で発表した。同社海外健康栄養事業部によると、さまざまな事由によって過去1年間にわたって滞っていた日本製乳製品の中国向け輸出に関して、その供給復活に向けて生産段階での変更を含めた新体制を稼働させる。これにより生産拠点を豪州に変更し、原料調達から提携工場での生産までを現地で賄う方針。これは、震災後の原発事故に絡む放射能汚染問題が浮上したことも併せ、中国人消費者の信頼を取り戻すための措置だ。ただし、これによる販売価格に変動はなく、1年前の価格を据え置きする。なお、同社はこれらは単なる“緊急措置”ではなく、あくまで計画的なものであったとしている。

明治乳業は今年、中国市場での事業拡大へ動いており、江蘇省蘇州市に30億円を投じた生産工場を建設すると発表している。(翻訳・編集/愛玉)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携