外国企業を装う中国企業の数々、背景に消費者の「洋物信仰」―中国紙

Record China    2011年7月16日(土) 20時46分

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15日、人民日報は高級家具ブランドの産地偽造疑惑を取り上げ、消費者の「洋物信仰」こそが問題だとの論説記事を発表した。写真は13日、疑惑に答えるダヴィンチの潘庄秀華社長。

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2011年7月15日、人民日報は消費者の「洋物信仰」こそが問題だとの論説記事を発表した。100%イタリア製をうたう高級家具ブランド・ダヴィンチが、実は100%中国製であることが発覚し、話題となっている。

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イタリア製家具を販売するダヴィンチだが、11日付新京報は完全な中国製であると暴露した。天然木使用をうたっている製品からは合成樹脂が見つかったばかりか、基準値を超える汚染物質が検出された。広東省東莞市で生産された家具をイタリアに輸出し、そのまま持って帰ることで「超高級イタリア製家具」が完成するというカラクリだった。

中国メディア大学広告学院の黄昇民(ホアン・ションミン)院長は、中国企業が欧米風、日本風の名前を名乗る風潮は1990年代から広がりを見せたもので、消費者のむやみな洋物信仰が背景にあると指摘した。

今や世界第2位の経済大国であり、世界の工場として多くの製品を作り出している中国。中国人はそのことに自信を持ち、中国国産ブランドを支持するべきだと記事は呼びかけた。(翻訳・編集/KT)

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