中高年対象の留学制度、日中共同で確立を=今後の有望分野に―華字紙

Record China    2011年7月10日(日) 22時7分

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8日、高齢化が進む日本と中国では、中高年を対象にした留学事業市場の拡大が見込まれる。このため日本と中国が共同で留学制度を確立することが期待される。写真は06年9月、山東大学で学ぶ60代の日本女性。

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2011年7月8日、日本の華字紙・日本新華僑報は中高年向けの留学事業について、日本と中国が共同で制度を確立することが期待されると伝えた。

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高齢化社会に転じた日本と中国にとって、留学事業の対象は若者だけではない。両国の中高年層を対象にした留学事業への需要は今後拡大すると予想される。経済的に苦しい青春時代を過ごし、海外留学など「夢のまた夢」であった中国の中高年が、豊かになった今の時代に「留学したい」と願うのは当然のことだ。さらに、子供の頃から中国の文化や歴史に親しんできた日本の中高年にとって、中国留学は魅力的であるはず。こうしたことから、日本の文科省と中国の教育部が手を取り合って日中双方の中高年を対象にした留学制度を確立することが大いに期待される。

留学課程に観光を組み込めば、両国の観光業の発展にも貢献できる。日本では中国の富裕層を対象に、観光と医療サービスをセットにしたツアーを提供する旅行会社がすでに存在するが、これに留学をプラスすればさらに多くの中国人観光客の訪日が期待できる。日中両国が中高年の留学に積極的に取り組めば、全世界の高齢化社会問題解決に繋がる大きな足がかりとなるだろう。(翻訳・編集/本郷)

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