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7日までに、全国自動車標準化技術委員会の王学平氏は、商用車を対象にした強制標準の準備状況を明らかにした。
2011年7月7日までに、全国自動車標準化技術委員会の王学平氏は、商用車を対象にした強制標準の準備状況を明らかにした。早ければ年内に複数の強制標準が実施される見通しだという。中国の各メディアが伝えた。
王氏によれば、年内実施の可能性が最も高いのは、衝突時の乗員保護を考慮した「正面衝突乗員保護標準」、小型車と衝突した際の巻き込みを防ぐ「商用車前下部防護装置標準」など3件で、燃費や騒音に関する標準も現在修正段階だという。
正面衝突保護標準は、車両が横転したり衝突した際に乗員の生存空間を確保するため、運転席周辺の骨組み強化などを規定するもので、まずは2012年1月1日以降に発売される新車に適用される。また前下部防護装置標準では、車両の改造が必要となるため、既存車両は2015年まで対応猶予期間を設ける予定だ。
業界の関心が高い燃費に関する標準では、すでに批准された「大型商用車の燃費測定方法」に次いで、大型トラックの燃費を表す「省エネステッカー」の検討が続けられており、8月にまずは業界標準として実施される見通しだ。
現在中国の商用車向け強制標準は47件あり、車体の構成から事故発生時の安全確保まで幅広い範囲をカバーしている。しかし王氏は「先進諸国に比べればまだ改善の余地がある。現在の標準は、欧州が90年代に採用していたレベルだ」と厳しく評価する。同委員会では、5年後を見越した商用車標準の修正計画を立てており、当局に参考意見として提出する考えだという。(翻訳・編集/JX)
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