放射能漏れ事故で中国人研修生が大量帰国、農家が人手不足に―華字紙

Record China    2011年7月6日(水) 8時43分

拡大

4日、福島第1原発事故の影響で茨城県から中国人研修生が大量に帰国したことで、農家が人手不足に陥っている。写真は3月18日、新潟県の避難所で帰国を待つ在日中国人ら。

(1 / 4 枚)

2011年7月4日、福島第1原発事故の影響で茨城県から中国人研修生が大量に帰国したことで、農家が人手不足に陥っている。華字紙・日本新華僑報が伝えた。

その他の写真

記事によると、茨城県には約1500人の研修生がいたが、現在は3割近くが帰国した。その大半は中国人研修生。茨城農協が積極的に補充に努めているが、震災前の人数には届かない。そのため、多くの農家が規模を縮小するしかない状態となっている。

茨城農協によると、震災前に1583人いた研修生のうち、28%にあたる439人が帰国した。現在はベトナムなど中国以外からも研修生を呼び寄せようとしているが、あるホウレンソウ農家は「5人いた研修生は全員帰国した。新しい研修生は9月にならないと来ない。人手不足のため、作付面積を半分に減らした」と頭を抱えていた。

放射能漏れ事故はいまだに収束の目途がたっていない。土浦農協の職員は、「外国人研修生は不安定になっている。帰国しない研修生も『帰りたい』と言っている」と話す。別の職員も「事故の影響は表面的にはゆっくりと収まっていくように見えるが、農家への影響はまだ終わらない」と語った。(翻訳・編集/NN)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携