“共産党”がブームに、歴史・思想をテーマとした観光や映画が流行―中国

Record China    2011年7月5日(火) 7時10分

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4日、中国共産党創立90周年を迎えた中国で、中国共産党の歴史や思想をテーマとした旅行「紅色観光」や映画、テーマレストランなどが年配者だけでなく若者の間でもブームになっている。写真は革命の聖地とも称される陝西省延安市。

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2011年7月4日、環球時報によると、ロイター通信はこのほど、中国共産党創立90周年を迎えた中国で、中国共産党の歴史や思想をテーマとした旅行「紅色観光」や映画、テーマレストランなどが年配者だけでなく若者の間でもブームになっていると伝えた。

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中国では現在、1911年の辛亥革命から1921年の中国共産党創立までの中国の指導者や国民の様子を描いた映画「建党偉業」が全国で大々的に公開されている。中国共産党創立90周年となる7月1日に合わせて公開されたもので、中国映画のスターが大挙して出演し、大きな話題となっている。映画を見た27歳の高さんは「私は共産党員ではないが、今の幸せな生活が簡単に得られたものでないことは理解している。革命烈士の血と生命の代償によって得られたものだ」と語った。

また、中国共産党の歴史や思想をテーマにしたレストランや旅行も話題になっている。インテリアとして革命当時のポスターが多数飾られ、紅衛兵の衣装を着たスタッフがサービスをするレストランは人気が高い。

一方、年配者には新中国誕生以来の歴史や思想をテーマにした「紅色観光」がブームとなっている。ツアーに参加した50歳の唐さんは「私は革命映画を見て、革命歌を聞きながら育った。こうした精神が骨の髄まで染み込んでいる」と語る。

革命の聖地とも称される陝西省延安市には、昨年約1400万人が訪れ、観光収入は前年比40%増の76億元(約950億円)にも達した。350カ所以上の観光地を有する同市は、「紅色観光」ブームを追い風に、2015年までに年間2000万人の観光客を引きつけたいと計画している。(翻訳・編集/HA)

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