中国人の中国語能力が低下、ネット用語の氾濫で―シンガポール紙

Record China    2011年7月5日(火) 11時1分

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6月30日、シンガポール紙は、昨今のネット用語の氾濫で中国の若者の中国語能力が落ちていると報じた。写真は中国の大学生。

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2011年6月30日、シンガポール紙ザ・ストレーツ・タイムズは、昨今のネット用語の氾濫で中国の若者の中国語能力が落ちていると報じた。7月3日付で環球時報が伝えた。

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大学入試問題を採点していた教師によると、多くの学生が答案用紙に「神馬(シェンモ)」という言葉を使っていた。これは「什麼(シェンモ)」(=何、どんな)をもじった、いわゆるネット用語。こうした現状に一部の教育専門家が「中国語の危機」と警告を発している。

中国教育部が最近発表した報告でも、答案用紙に電子メールやブログのような書き方しかできない若者が増えており、ネット用語の氾濫が「中国文化を弱める」と憂いでいる。報告によれば、中国人民大学が主催した中国語能力テストを北京大学の学生が受けたところ、100点満点中70点以下だった学生は7割に上った。

報告はこのほか、キーボードで文字を打つ機会が増え、手書きの機会が激減したことや、英語への関心が高まったことが中国語能力の低下を招いた原因だと指摘。中国人の中国語能力を向上させるため、中国政府は公務員を対象に中国語能力テストを実施することも検討しているという。(翻訳・編集/NN)

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