2011年7月2日、「国内では手に入らない」「値段が高すぎる」「だったら海外サイトで買えばいい」―こういった理由で海外のショッピングサイトを利用する中国人消費者が増えている。第一財経日報が伝えた。

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「今気に入っているのは台湾の美肌パックなんだけど、国内では売ってないの。だから『海淘』するわ」と話す若い女性。「海淘」とは海外のショッピングサイトで商品を購入することを意味する。中国のオンライン決済サービス「支付宝（アリペイ）」のデータによると、同社の提携している海外のショッピングサイトは500社以上。33の国と地域に広がり、その販売内容は一般商品から航空券、留学サービスなど多岐にわたる。

こうした海外のショッピングサイトの利用者は、主に若い女性。とくに若いママたちに人気があるという。国内では手に入りにくい最新の海外有名ブランドの洋服やアクセサリー、コスメグッズなどはもちろん、粉ミルクや玩具、子供服なども安い値段で手に入るからだ。「子供が生まれてから『海淘』を始めた」と話す女性は、「粉ミルクやベビーフードなど、子供の口に入るものはすべて安全な外国製品にすると決めている」と、その理由を説明する。海外サイトでのネットショッピングは国際運送料や国内関税を含めると高くつく場合もあるが、安全性や品質を第一に考えるママたちにとって「価格は二の次」なのだそうだ。（翻訳・編集/本郷）