中国が「アリラン」を国家無形文化財に登録、「韓国の民謡が奪われた」―韓国メディア

Record China    2011年6月24日(金) 22時46分

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23日、韓国メディアは、中国が朝鮮民謡の代表作「アリラン」を国家無形文化財に登録したことに、韓国の民衆が猛烈に反発していると報じた。写真は朝鮮労働党創建65周年を記念して行われた芸術公演「アリラン」。

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2011年6月23日、韓国のKBSラジオは、中国が朝鮮民謡の代表作「アリラン」を国家無形文化財に登録したことに、韓国の民衆が猛烈に反発していると報じた。24日付で環球時報が伝えた。

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報道によると、中国政府は「アリラン」を東北部にある少数民族・朝鮮族の自治州である延辺朝鮮族自治州の伝統文化として国家無形文化財に登録。これに韓国の民衆が大きな不満を表している。韓国紙・毎日新聞は「韓国国民は中国が韓国の伝統文化を自分たちの文化に組み込むことに激しい怒りを感じている」と報道。韓国政府にしかるべき措置を取るよう求めている。

また、韓民族アリラン連合会は「韓国古代史を侵害する『東北工程』の一環だ」とした上で、「事前に北朝鮮と話し合ったに違いない」と激しく反発。「中国の目論見は単純ではない。ユネスコ(国連教育科学文化機関)の無形文化遺産への登録も考えているはずだ」との見方を示した。「東北工程」とは中国東北部の歴史研究を目的とした中国の国家プロジェクト。高句麗と渤海を中国史の地方政権として扱っていることで、韓国側が激しく抗議している。

これに対し、韓国文化財庁は「中国が無形文化財に指定したのは『朝鮮族のアリラン』で『韓国のアリラン』ではない。これ以上、解釈を広げる必要はない」とし、韓国各地で歌われている「ミリャンアリラン」「チンドアリラン」などを一括して「アリラン」とし、来年、ユネスコの無形文化遺産に申請する意向を示した。(翻訳・編集/NN)

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