豪雨で次々に冠水し道路交通はマヒ、脆弱な都市機能が露呈―北京市

2011年6月23日夕方、北京市は増水期以来最大の降雨に見舞われた。その影響で一部市街地では渋滞が見られ、北京首都国際空港では離着陸が停止となる事態も。

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急速な中国の都市建設は、ただ表面的な体裁を取り繕うばかりで、実質的な機能を伴っていないとはよく言われる。この表面だけの姿は1つ1つ、その仮面をはがし世界にその姿をさらしているが、これは単なる比喩的表現でなく、物理的にも同じである。無数の高層ビルが立ち並ぶ「地上」に対し、「地下」の発展は先進国より100年、立ち遅れていると言われる。

それを証明したのが今回の大雨。中国のある電子掲示板には、完全に都市機能をマヒした北京の姿が。大量の雨水を地下でさばき切れず、地上にあふれ、車が立ち往生。これが渋滞の原因となった。(翻訳・編集/愛玉)