尖閣問題や南シナ海問題、中国の対応はいつも「合理的」=なのに高まる中国批判―SP紙

Record China    2011年6月22日(水) 12時59分

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17日、シンガポール英字紙「ストレイツ・タイムズ」は記事「中国のイメージ問題」を掲載した。中国は合理的な対応を続けているにもかかわらず、中国批判の声は高まるばかりだと指摘している。写真は人民解放軍の南沙諸島駐屯部隊。

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2011年6月17日、シンガポール英字紙「ストレイツ・タイムズ」は記事「中国のイメージ問題」を掲載した。以下はその抄訳。

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中国とベトナム、フィリピンの間で緊張が高まる南シナ海問題。東南アジア及び欧米からは中国は好戦的だなどとの批判の声も聞こえる。だが、振り返ってみれば、尖閣諸島沖中国漁船衝突事故から1年というもの、中国の態度はきわめて合理的なものだった。問題は他国がそのマイナスの側面しか見ないということにある。

ハーバード大学のアラステア・イアン・ジョンストン教授は、昨年の尖閣問題について、「中国人船長を日本の刑法で起訴しようとした、すなわち日本領土として尖閣諸島を扱う実績を積み立てようとした日本政府の行為は、中国には絶対に許せるものではなく、強烈な反応も合理的なものだった」と評価している。また、中国が米国の覇権に挑戦しようとしているといった論についても否定的な欧米の論者も少なくない。

だが、中国への猜疑心が現在は大勢を占めている。なにをやっても批判の的になってしまう。今、中国は合理的に自国の領土、権益を守ることと、自国の国際的イメージを守ることと2つの難しい課題を突きつけられている。(翻訳・編集/KT)

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