刑務所で特別料理を注文 元「上海一の大富豪」再逮捕―上海市

2007年1月21日、中国のマスコミの報道によると、上海市人民検察院はこの日、元上海一の富豪であった実業家・周正毅（ジョウジェンイー）氏を、贈賄などの容疑で逮捕したという。

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周氏からわいろを受け取っていたのは上海刑務所の所長・黄堅（ホワンジエン）氏。彼は現在50代で、この刑務所で20年間勤務してきたベテランだ。彼は周正毅氏の家族から、3回にわたって49万元（約735万円）の人民元と、香港ドルやアクセサリーなどを受け取っていたことが判明した。

黄氏はこれらと引き換えに、周氏が刑事拘束されていた1年間、自由に携帯電話を使い、頻繁に部下らと面会することを許したという。さらに周氏は刑務所内にもかかわらず毎日特別料理を注文、上海刑務所総医院で、自分一人のために3回外来を中止させたことがある。黄氏は周氏のわいろを受け、逮捕された上海刑務所2人目の幹部となった。2006年8月には、周氏を担当していた看守が規律違反の疑いで逮捕されていた。