2011年6月15日、中国自動車工業協会の董楊秘書長は、今年の国内新車販売について、事前予想である前年比10％成長の達成が困難であると述べ、国内総生産(GDP)成長率を下回る可能性すらあるとの悲観的な見方を示した。第一財経日報が14日付で伝えた。

小型車減税や農村住民向けの小型車購入補助の終了が響き、乗用車販売台数で大きな比率を占める小型車市場が低迷し、乗用車全体の販売台数を引き下げている。

上海汽車が出資する小型車メーカーである上汽通用五菱は5月の販売台数が前年同月比10．53％減の9万5008台に落ち込み、前年同月の増加率20％超からマイナス成長に一転した。小型車を得意とする長安汽車も4月の販売台数が前年同月に比べて8．5％少ない2万9498台にとどまった。

東日本大震災を受けた日系車の販売不振も業界全体の販売に影響している。（翻訳・編集/JX）