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14日、乗客の持ち込むポータブル電子デバイスが航空機の電子機器に悪影響を及ぼし、重大な事故を引き起こす危険性が高いことが指摘されている。写真は11年5月6日、江蘇省南京市でiPad2を購入する市民。
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2011年6月14日、新浪科技によれば、国際航空運送協会(IATA)が公開した最新の報告書で、乗客の持ち込むポータブル電子デバイスが航空機の電子機器に悪影響を及ぼし、重大な事故を引き起こす危険性が高いことを指摘している。
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2003〜2009年における航空125社の統計データから、航空機の操縦システムや、オートパイロット、オートトラスト、離着陸装置などのシステムにポータブル電子デバイスの発する信号が悪影響をもたらしている可能性があることがわかった。同期間に発生した航空事故は75件。全件、電子デバイスの利用が原因となったかどうか確証はないものの、IATAはその疑いを指摘しているという。
ある事故では、機内でノートPCが使用されたことで航空機の計器が逆回転し始め、GPSも正常に動作しなくなったり、機長が乗客に対し強制的に電子デバイスの電源を切らせたところ、航空機の高度計が正常に動作するようになったりしたケースがあったという。
報告書で指摘されるところでは、そうした電子デバイスの中で最も危険性が高いのは、米アップル社のタブレット型コンピュータ・iPad。続いて同社のスマートフォン・iPhoneと、欧米で人気の高いスマートフォン・ブラックベリーが挙げられている。こうしたデバイスの影響は適切に遮断された新型航空機では問題ないものの、旧型航空機ではポータブル電子デバイスの発する信号はきわめて危険だと指摘されている。(翻訳・編集/岡田)
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