1日平均5000組が離婚、トップ3は北京・上海・深セン―中国

Record China    2011年6月8日(水) 0時18分

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6日、中国で今年第1四半期(1〜3月)に離婚した夫婦は46万5000組で、一日平均5000組以上が離婚していることが分かった。離婚率の高い都市トップ3は北京、上海、深セン。写真は杭州の家庭問題相談所。

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2011年6月6日、このほど公布された全国民政事業発展統計報告によると、中国で今年第1四半期(1〜3月)に離婚した夫婦は46万5000組で、一日平均5000組以上が離婚していることが分かった。離婚率の高い都市トップ3は北京、上海深センだった。羊城晩報が伝えた。

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中国の離婚件数は、07年320万4000組、08年356万1000組、09年404万7000組、10年451万6000組と年々大幅に増加している。特に北京、上海などの大都市での離婚増加が目立ち、09年第3四半期(7〜9月)の離婚率は北京が20.6%、上海は23.9%にも達している。

離婚増加の原因について、復旦大学歴史学科の顧暁鳴(グー・シャオミン)教授は「富が成功の主要な判断指標となってきたことに伴い、多くの人が成功を求めて仕事や接待などに追われ、パートナーとの意思疎通や交流を忘れてしまっている。これこそが家庭崩壊の最大の隠れた原因である」と分析する。

また、専門家は「結婚観が変化する中で、伝統的に離婚を抑制してきた組織や社会の世論などが徐々に失われており、一方で新たな責任や離婚を制約する事柄も確立されていない。これが中国の離婚率を年々高める原因となっている」と語り、「離婚に要するコストの低下も軽率な離婚を増加させている」と指摘する。

こうした状況の中、各都市では「婚姻家庭コンサルタント」が活況を呈しており、甘粛省蘭州市や上海市では「離婚仲裁機構」がテストモデルとして設けられているという。(翻訳・編集/HA)

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