12年の国家主席交代前に制御不能に!?民主化運動を受けて中国指導部が焦り―米下院議員

Record China    2011年6月5日(日) 20時4分

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3日、訪中した米下院議員が、中国共産党指導部は12年の同指導部交代前に制御不能になる可能性を危惧していると指摘した。写真は河南省鄭州市で開かれた新中国展覧会で展示の歴代国家主席。

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2011年6月3日、訪中した米下院議員のチャールズ・ブスタニー氏は、中国共産党指導部が1年〜1年半前と比べ自信を失っていると述べた。同指導部は経済、政治、軍事などあらゆる領域について焦燥感をあらわにしており、12年の同指導部交代前に制御不能になる可能性を危惧しているという。

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ブスタニー氏は、中国の高度経済成長には既に陰りが見え始めているとの認識を示し、10%を超える成長はもう戻ることはないという事実に中国指導部は直面しなければならない、と述べた。今年の経済成長率は7〜8%の水準にとどまる見通しだが、これは中国経済の台頭後初めてのことだと同氏は指摘した。

同氏はまた、中国が北アフリカと中東から広がっている民主化運動の矛先が独裁政権打倒に向かっていることと、同運動における米国の影響力に怯えていると指摘。民主化運動のうねりが中国に押し寄せてくれば、12年の指導部交代前に制御不能になる可能性も否定できないという。同氏はさらに、経済における労働コストの増大とインフレ、大量の農村人口が都市に流入することによる社会の不安定などを懸念材料として挙げている。(翻訳・編集/津野尾)



   

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