中国で広がる愛人志向、若い女性「働くより囲われた方がまし」―米メディア

Record China    2011年5月31日(火) 15時36分

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30日、中国の若い女性に“愛人志向”が広がっている。資料写真。

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2011年5月30日、環球網は、米タイム誌の記事として、中国の若い女性に広がる“愛人志向”を紹介した。重婚に寛容な中国の伝統的価値観、急速な経済発展による拝金主義が背景にあると分析している。以下はその内容。

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広東省政府はこのほど、小中学校の女子教育の柱として、“自尊・自信・自立・自強”の4方針を掲げる方針を示した。しかし、中国で経済的に最も豊かな広東省では、「自分で働くより、金持ちに養われた方がまし」と、女性たちの愛人志向は強まるばかり。同省は07年、愛人を持つ行為を法律で禁止。小中学校では女子児童・生徒を対象に、新科目「愛人にならない方法」を設けたものの、効果は上がっていない。

女性たちの愛人志向の背景には、伝統的な価値観と急速な経済発展がある。中国の伝統的封建社会では、皇帝や政治家、裕福な商人らが第二、第三夫人を持つことは、権力と富の大きさを示す証でもあった。その伝統が豊かになった現代によみがえったわけだ。大都市では愛人紹介がビジネスとして確立。上海のある紹介組織では、女子大生をあっせんする際、「無名校の生徒なら3000元(約3万7000円)、一流大学なら2万6000元(約32万5000円)」と価格表まで用意している。

「自転車の後ろに乗って笑うより、BMWの後部座席で泣いた方がまし」。これが結婚相手を探す若い中国人女性が持つ一種の共通認識だ。「女性が多い男性ほど金持ち」とみる社会認識が変わらない限り、愛人志向にも歯止めはかかりそうにない。しかし、中国のジェンダー研究の第一人者である社会学者の李銀河(リー・インホー)氏は指摘する。「女性を教育するだけでは解決しない。なぜ男性を教育しないのか?愛人を囲っているのは彼らなのに」。(翻訳・編集/AA)

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