中国をコントロールできるのは米国だけ―シンガポール顧問相

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27日、シンガポールのリー・クアンユー(李光耀)顧問相は、米国だけが中国をコントロールできる能力を持っており、米国にアジア・太平洋地域への興味を持たせ続けることが重要であると説いた。写真は中国の準軍事組織の兵士。

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2011年5月27日、シンガポール紙ザ・ストレーツ・タイムズによると、同国のリー・クアンユー(李光耀)顧問相は、米国だけが中国をコントロールできる能力を持っており、米国にアジア・太平洋地域への興味を持たせ続けることが重要であると説いた。30日付で環球時報が伝えた。

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東京で開催された第17回国際交流会議「アジアの未来」で、リー顧問相は「日本、韓国、ASEAN諸国、ひいては台湾やインドを加えても中国を制御できない。中国は大きすぎる。米国および米国の先進技術を用いて初めてコントロールできる」と述べ、米国にアジア・太平洋地域に興味を持たせ続ける事が重要であると説いた。

日本が中国の軍事拡張に懸念を抱いていることについては、「中国軍の発展は避けられない。なぜなら中国は経済大国としての地位にふさわしい陸海空軍を所有したいと考えているからだ」と語った。しかし一方で、「相当長期間にわたり、中国が米国およびその技術力に挑戦できる実力を持つことはないだろう」との見方を示した。

また、米国が中国と比べて明らかな優位性を持っている理由の1つとして、「英語」を挙げた。英語は先進国で主要言語となっており、過去に米国が数百万のアジア・ヨーロッパの人材を引きつけた原因にもなっているとした。さらに、シンガポールの発展を振り返り、「シンガポールが当初英語ではなく中国語を選択していたら、シンガポールの経済は今日ほど発展していなかっただろう」と述べた。(翻訳・編集/HA)



   

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