内モンゴル自治区の厳戒令続く=学生のデモ参加阻止、当局者の処分など「アメとムチ」―香港紙

Record China    2011年5月31日(火) 9時49分

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30日、デモが広がっている内モンゴル自治区では、武装警察が出動、厳戒態勢が敷かれており、携帯電話によるインターネット接続も制限されている。写真は同自治区のシリンゴル草原。

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2011年5月30日、香港紙・明報によると、中国内モンゴル自治区シリンゴル盟でモンゴル族住民によるデモが拡大している問題で、内モンゴル当局は警察官と武装警察官をフフホト市などに出動させ、厳戒態勢を敷いている模様だ。携帯電話によるインターネット接続も制限されている。

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記事によると、同自治区の胡春華(フー・チュンホア)党書記が大規模デモの発生した地域にかけつけ、デモに参加した学生や教師と交流するなど、当局は速やかな沈静化を図っている。

フフホト市内のツイッター利用するある学生は、大学当局が学生の校外への外出を禁止し、学生が再びデモに参加することを阻止しているとツイッター上でつぶやいた。また、同市内の大学などでは、学校側が突然臨時試験や講演会を計画し、全員の出席を求め、欠席は期末試験の成績に反映させるとの姿勢を打ち出しているという。新浪などのミニブログでは、「フフホト」や「フ市」などの検索結果にアクセス不能となっている。

10日、石炭を運ぶ大型トラックが草原を汚染していると抗議していた同時地区の遊牧民がトラック運転手にひき殺されたことを受けて、11日から大規模デモが続いていた。事態の沈静化を図る当局は、死亡した遊牧民の遺族に50万元(約623万円)を支払い、容疑者の逮捕、事件のあったシリンゴル盟の党委書記の処分などの方針を打ち出している。(翻訳・編集/津野尾)

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