2011年5月25日、香港のニュースサイト、アジアタイムズ・オンラインによると、中国では宝石・貴金属類の消費拡大に伴い、ダイヤモンド加工産業が栄えている。世界のダイヤモンド貿易の中心地のひとつである香港に隣接する広東省広州市番禺区での発展が著しい。28日付で環球時報が伝えた。

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同地区でダイヤモンド加工産業が発展している理由について、ベルギーの業者は安い人件費と現地政府の政策的な支持を挙げる。ダイヤモンド1カラットの加工コストは、ベルギーならば150ドルだが、同地区ではわずか17ドルだという。

中国はインドに次ぐ世界第二のダイヤモンド加工国。約100社、労働者6万人を擁する加工業者はほとんどが南部に集中しており、毎年約10億ドルの原料ダイヤモンドを、主にアントワープやイスラエル、アフリカ各国から輸入している。中国のダイヤモンド加工業界が世界に占める割合は2015年には21％に達し、インドの占める割合は57％から49％へ減少するとみられている。

イスラエルのダイヤモンド生産協会の責任者は「イスラエルの多くの企業が中国に加工工場を建設している。中国は素晴らしい技術と高い品質で有名だ」と語っている。（翻訳・編集/HA）