香港市民の99%、血液中から発がん性のある「可塑剤」検出―香港

Record China    2011年5月31日(火) 11時14分

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30日、香港市民99%の血液中に発がん性のある可塑剤「フタル酸ビス2-エチルヘキシル(DEHP)」が含まれていることが分かった。写真は香港のスーパー。

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2011年5月30日、香港紙・大公報によると、香港市民の99%の血液中に発がん性のある可塑剤「フタル酸ビス2-エチルヘキシル(DEHP)」が含まれていることが分かった。中国新聞網が伝えた。

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記事によると、香港浸会大学生物学部が昨年8月から9月にかけて紅十字会を通じて香港市民200人の血液検査を行ったところ、99%から「DEHP」が検出された。同学部の黄港生(ホアン・ガンション)副教授は「汚染源を調べることは不可能だが、こうした化学物質は食べ物の中に含まれているものだと考えてよい」と指摘した。「DEHP」は体内に入ると生殖機能への影響があるほか、発がん性も指摘されている。

「DEHP」はこれまで幼児用玩具やマニキュア、医療機器などから微量が発見されたことはあるが、食品への添加は禁止されており、黄副教授によると「誰かが故意に食品に添加するなど考えられなかったため、香港では食品の検査項目に『DEHP』は含まれていない」という。

台湾でスポーツドリンクや飲料から「DEHP」が検出された事件の影響は香港にも波及しており、香港食物および衛生局の周一岳(ジョウ・イーユエ)局長は29日、台湾から輸入されたすべての食品や飲料に対する検査を強化する方針を発表している。(翻訳・編集/NN)

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