内モンゴル自治区の一部地域に戒厳令=デモの拡大を警戒―米メディア

Record China    2011年5月30日(月) 12時12分

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28日、米ラジオ局ボイス・オブ・アメリカ中国語サイトは、内モンゴル自治区の一部地域で軍隊が出動、戒厳下に置かれているもようだと報じた。写真はモンゴルの遊牧民。

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2011年5月28日、米ラジオ局ボイス・オブ・アメリカ中国語サイトは、内モンゴル自治区の一部地域で軍隊が出動、同地域は戒厳下に置かれているもようだと報じた。

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事件の発端となったのは、5月10日の事故。内モンゴル自治区シリンゴル盟の遊牧民ルゲンさんらは、石炭を運ぶ大型トラックが草原を汚染していると反対運動を繰り広げていた。4月末からはトラックの前に立ちはだかる反対活動を続けていた。10日夜、通行を妨害された運転手が激高し、急発進させた大型トラックでメルゲンさんをひき殺した。

当局は運転手こそ逮捕したものの、炭鉱付近での遊牧を禁止するなど、むしろ遊牧民にとって不利な規制を導入する姿勢を示した。こうした情報が広がるなか、25日よりシリンゴル盟でデモが始まり、各地に飛び火している。

30日に大規模な抗議運動を展開しようとの呼びかけもあり、内モンゴル自治区の一部地域には軍が出動。実質的に戒厳下に置かれているもようだ。(翻訳・編集/KT)

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