<レコチャ広場>中国本土の省長よ、馬総統のためにもう台湾には来ないで欲しい

Record China    2011年5月29日(日) 7時44分

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27日、台湾の元政治家で現在はメディア司会者の趙少康氏が「中国本土の省長よ、頼むからもう来ないで欲しい」と題した記事を中国のブログサイトに掲載した。写真は第11期人大常委会第21回会議で「十二五」計画の草案について説明する姜大明・山東省長。

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2011年5月27日、台湾の元政治家で現在はテレビやラジオ番組の司会者として活躍する趙少康(ジャオ・シャオカン)氏が「中国本土の省長よ、頼むからもう来ないで欲しい」と題した記事を中国のブログサイト・鳳凰博報に掲載した。以下はその内容。

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27日、新聞を開いたら大きな見出しが目に飛び込んできた。「河南省長・郭庚茂一行が6月に来台」「山東省長・姜大明一行が7月16日に来台」「浙江省委書記・趙洪祝が5月26日〜6月1日に訪台」―。先日は四川省の蒋巨峰省長が500人の企業家を率いて高雄に来たばかり。青海省の徐福順副省長も目下、台中から台南、高雄に足を伸ばし、交流活動を展開している。

一体、どれくらいの省長や市長、党委書記が台湾に来ているのか?彼らの目的は?資料を調べてみたら、中国本土の22省、5自治区、4直轄市、2特別行政区のほぼすべてのトップが来ており、特に最近はその数が急増していた。省長が大人数からなる代表団を率いて大々的に「この農産物をいくら分買う」と宣伝しながら南下するのが流行りらしい。

中台間の交流が増えるのは喜ばしいことだが、こう頻繁に省長が大代表団を率いてやって来て、大声で「あれも買う、これも買う」とやるのは馬鹿げている。こうすれば台湾南部の農民・漁民のご機嫌がとれるとでも思っているのか。もしそうなら、あまりにも台湾の人々を知らなすぎる。これでは反感を買うだけなのだが。

北京の目論見は、台湾の政権を握るのが国民党であろうが、民進党であろうが、地方と直接パイプを築いてしまうことだ。彼らは国民党、台湾北部、外省人は手なづけやすいから、後は直接南部の末端に取り入るだけだと考えている。

本土の省長や市長が来て、台湾の農産物を買ってくれるのは大歓迎だ。だが、こういう宣伝めいたやり方はかえって馬英九(マー・インジウ)総統を傷つけることになる。中国政府に言いたい。すぐにすべての省長・市長の訪台を禁止してほしい。そうでなければ馬総統の再選はないだろう。(翻訳・編集/NN)

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