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18日、米紙ニューヨーク・タイムズは、近年になって自家用機を所有するようになった中国の富裕層について報じている。写真は2010年11月、珠海航空宇宙ショーに出展された自家用航空機。
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2011年5月18日、米紙ニューヨーク・タイムズは、「中国の富裕層は面倒な規制を迂回して自家用機を乗り回している」とのタイトルで、近年になって自家用機を所有するようになった中国の富裕層について報じている。環球時報の報道。
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新興富裕層を数多く生み出している中国東部沿海部の都市・浙江省温州市。ここでの富のシンボルは、ベンツでもベントレーでもない。自家用ヘリだ。富裕者の10人に1人が所有していると言われる。自家用ヘリを3台所有しているというある男性は「週に80時間も仕事をしているんだ。そんな我々に必要なものは?スピードだよ!」と語る。
しかし、自家用機を合法的に運航するには着陸権の申請など、煩雑な手続きが待っているうえ、必ずしも許可が下りるとは限らない。そこで、多くの自家用機所有者が“闇パイロット”になっているという現実がある。地方によってはほぼ野放し状態の彼らだが、一旦、事故を起こせば庶民が破産するほどの多額の罰金を科される。それでも、こうした状況は闇パイロットの抑止力にはなっていないようだ。
中国では現在、自家用機の登録数は1000台余り。しかし、北京で小型機販売を手がけるある男性によると、未登録で自家用機を所有しているケースも数百件はあると見られる。(翻訳・編集/愛玉)
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