日本が戻ってきた留学生を熱烈歓迎、人手不足の飲食業界は「語学力不問」も―香港紙

Record China    2011年5月21日(土) 6時10分

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19日、東日本大震災から2カ月。一旦は帰国した外国人留学生も、その多くは3月末から4月初めには日本に戻り、学業を続けている。写真は3月24日、アモイで開催された留学フェア。日本コーナーだけがガラガラ。

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2011年5月19日、東日本大震災から2カ月。一旦は帰国した外国人留学生も、その多くは3月末から4月初めには日本に戻り、学業を続けている。香港紙・文匯報が伝えた。

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文部科学省の最新の統計によると、東北以外の地域で、大学に戻る外国人留学生の割合が全体的に増加している。東北から比較的近い関東地方でさえ9割に達した。このほか、これまで東京と比べ人気が低かった大阪、名古屋、福岡などへの留学も、原発事故の影響で急激に増えるとみられる。これまでは留学生の一極集中が深刻だったが、今後はこうした不均衡も解消されるだろう。

大学側も新学期に合わせて戻って来た留学生に感激を隠せない。彼らの日本に対する信頼に応えようと、多くの大学できめ細かな留学生サービスが行われている。空港への出迎えも、これまでは学生側が大学の指定した日に合わせる形だったが、今はたとえ1人でも随時出迎えに行く。日本語能力があまり高くない学生には無料で補習も行っている。

留学生アルバイトが一気に辞めてしまったため、人手不足に陥っている飲食業界も、背に腹は代えられないと「日本語力不問」の募集広告を打ち出した。今までは在日中国人留学生の多くが「アルバイトが見つからない」と愚痴っていたが、日本語力不問なら来日したばかりの留学生でもすぐに職に就くことができる。働きながら学ぶ留学生にとって、人手不足は絶好のチャンスとなっているようだ。(翻訳・編集/NN)

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