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19日、中国で約150万人分の身分証番号が重複していることが分かった。写真は中国の身分証。
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2011年5月19日、中国で約150万人分の身分証番号が重複していることが分かった。湖南省のニュースサイト・紅網が伝えた。
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河南省信陽市羅山県の大学生、黎霊(リー・リン)さん(仮名)は身分証番号の重複により別人と間違えられることが多く困り果て、ついには裁判所に訴えた。その結果、裁判所は地元警察に番号の変更と損害賠償225元(約2800円)の支払いを命じた。
身分証番号はもともと1人につき1つのはずだが、中国では約150万人分が重複しているという。発覚したら変更すれば済むという単純な問題ではなく、戸籍や運転免許証、仕事関係や不動産関係など多くの書類と関連してくるため、やっかいだ。同じ番号を共有している人とどちらが番号を変更するかでもめる場合も多い。
なぜこのような事態が起きたのか?中国の身分証制度は80年代から導入されたが、その際、15ケタの数字の管理はすべて手作業だったため、重複などのミスが発生した。また、自分の番号が重複しているかどうかは、両者がパスポートの申請など同じ手続きをしない限り、発覚は難しいという。(翻訳・編集/NN)
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