禁止された中国人記者の取材=スペースシャトル打ち上げ現場―米国

Record China    2011年5月18日(水) 19時12分

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16日、米国はスペースシャトル・エンデバーの打ち上げに成功した。同機の25回目の飛行にして、最後の任務。それだけに全世界の注目を集めたが、中国人記者の現場立ち入りが禁止される問題が起きた。写真は2008年、中国の宇宙船・神舟7号の部品製造。

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2011年5月16日、米国はスペースシャトル・エンデバーの打ち上げに成功した。今回は同機の25回目の飛行にして最後の任務。それだけに全世界の注目を集めたが、中国人記者の現場立ち入りが禁止される問題が起きた。17日、新華網が伝えた。

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エンデバーのミッションは国際宇宙ステーション(ISS)への観測機器輸送だが、機器にはノーベル物理学賞受賞者の中国系米国人サミュエル・ティン氏が中心になって開発されたアルファ磁気スペクトロメータが含まれるほか、多くの中国人研究者がプロジェクトに参加している。

それにもかかわらず、中国人記者の取材が禁止されたのは、今年4月に可決された「ウォルフ条項」に由来する。同条項は今年度予算の付帯条項として可決されたもの。米航空宇宙局(NASA)及びホワイトハウス科学技術政策室に対して中国との共同研究を禁止。また「中国公式機関訪問者」の受け入れも禁止している。

米国内からも「差別的」と批判されているウォルフ条項だが、NASAは規定に従い、一度は認可した中国人記者の取材許可を取り消し、現場から閉め出した。(翻訳・編集/KT)

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