ノーベル文学賞にスキャンダル=中国人作家が審査委員に金銭贈る―中国メディア

Record China    2011年5月17日(火) 12時42分

拡大

15日、中国広播網はスウェーデン・アカデミーのスキャンダルを報じた。ノーベル文学賞110年の歴史において、その権威と公正性を揺るがす最大の危機になったと評している。写真は07年11月、四川省成都市を訪問したMalmqvist氏。

(1 / 4 枚)

2011年5月15日、中国広播網はスウェーデン・アカデミーのスキャンダルを報じた。ノーベル文学賞110年の歴史において、その権威と公正性を揺るがす最大の危機になったと評している。

その他の写真

スウェーデン・アカデミーはノーベル文学賞の主催機関。その会員がノーベル文学賞審査委員を務める。会員の定数は18人、死去するまで交代することはない。今回問題となったのはその1人、中国文学を専門とするGoran Malmqvist氏。

海外メディアの報道によると、中国の作家・張一一(ジャン・イーイー)が自身の3作品をスウェーデン語に翻訳してもらう“手付け金”として60万ドル(約4860万円)を支払っていた。その陰では他のアカデミー会員に張氏を推薦するとの密約が交わされていたという。

このスキャンダルを海外メディアは大々的に報道。ノーベル文学賞の名誉に泥を塗ったとして、Malmqvist氏に辞職を勧告している。また、記事はノーベル文学賞の公正性には以前にも疑惑があったと指摘。1957年受賞者のアルベール・カミュ氏、1960年受賞者のサン=ジョン・ペルス氏らの“疑惑”を報じている。(翻訳・編集/KT)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携