厳し過ぎる中国人へのビザ発給により6000億ドルの損失、最長6カ月待ちの例も―米国

Record China    2011年5月15日(日) 20時18分

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13日、米観光ビザ申請手続きの煩雑さや最長6カ月に及ぶ待ち時間のために、米国で過去10年に失った観光客数は7800万人、経済的損失も6060億ドルに上ったという。写真は北京で米ビザ申請のために列をつくる人々。

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2011年5月13日、米国観光ビザ申請手続きの煩雑さや最長6カ月に及ぶ待ち時間のために、米国で過去10年に失った観光客数は7800万人、経済的損失も6060億ドルに上ったという。米華字メディア・多維新聞が伝えた。

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全米旅行産業協会は12日に発表した報告書で、現行のビザ発給システムの改革案に言及。同報告は、観光客の誘致を進めることで20年までに130万人の雇用を創出できるだけでなく、8590億ドルの経済効果も見込めると指摘している。

同報告によると、中国やブラジルで米観光ビザを取得するためには、最低でも12種に及ぶ手続きが必要で、面接も2〜100日の待ち時間が必要となる。ある米議員は「上海から訪米する場合、ビザ取得に93日以上が必要だが、英国の場合はわずか10日ですむ」と指摘した。

米政府によると、10年に中国人に対して発給した観光ビザは約50万件だった。

米国駐中国大使館はこうした現状を受けて、観光ビザ取得後1年以内の再申請に限り面接を省略するなどの措置を検討しているという。(翻訳・編集/HA)

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