日本と中国のトップアスリートが活躍―東日本大震災支援の陸上競技国際大会

Record China    2011年5月15日(日) 11時3分

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日本と中国を含む世界のトップアスリートが集まって東日本大震災支援の陸上競技国際大会陸上競技・ゴールデングランプリ(GP)川崎が開かれた。写真は会場での室伏広治、福島千里ら。

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2011年5月8日、川崎市の等々力陸上競技場で、日本と中国を含む世界のトップアスリートが集まって陸上競技・ゴールデングランプリ(GP)川崎が開かれた。

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女子走り幅跳びでは世界トップクラスの陸敏佳、王烏品の中国勢を抑え日本の伏兵・岡山沙英子が優勝、番狂わせとなった。400メートルリレーで日本A(北風沙織、高橋萌木子、福島千里、市川華采)が43秒39の日本記録で、男子やり投げで2009 年世界選手権銅メダルの村上幸史が82メートル90でそれぞれ優勝した。男子ハンマー投げではアテネ五輪金メダルの室伏広治が78メートル10で2位。女子100メートルでは、日本新記録保持者の福島千里は11秒56で4位となった。男子110mHではウィルソン(米国)が13秒73で優勝。2010年のアジア大会2位の史冬鵬(中国)が13秒78で2位に入った。

陸上ゴールデンGP川崎は、今夏に韓国・大邱(テグ)で開かれるIAAF(世界陸上選手権大会)の代表選考会と東日本大震災復興支援を兼ねて開かれた。室伏、村上、福島、為末大ら出場選手が同競技場に隣接する「とどろきアリーナ」を訪ね、東日本大震災で福島県から避難してきている子どもやお年寄りを激励した。入場チケットの売り上げも全額、被災地への義援金として寄付。競技場の大型スクリーンには各国のトップアスリートが次々と登場して「自分たちも頑張ります、東北の被災者の皆さんも頑張ってください」と語り、入り口では、義援金箱を胸に被災地へのカンパを訴えた。

競技場でファンの求めに応じサインをした室伏選手は「世界からアスリートが集まって大会を開くことができた」と話し、「夏の世界大会に向け少しずつ力を出していきたい」と語った。福島選手は「きょうの調子は悪くなかった」と現状分析、「これからしっかり頑張っていきたい」と大邱大会への決意を語った。(取材・編集/RN)

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