映画興行収入に「偽り」あり!初動売り上げを大幅水増し―中国

配信日時:2011年5月13日(金) 8時45分
映画興行収入に「偽り」あり!初動売り上げを大幅水増し―中国
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11日、中国では映画会社側の発表する興行収入と国家機関の発表する数字に大きな開きがあることが明らかになった。調べてみると、映画公開初日と第1週の売り上げは平均50%も水増しされていることが判明した。写真は2010年の大ヒット映画「譲子弾飛」。
2011年5月11日、中国電影(映画)発行放映協会は先日、年に1度の報告書を発表した。その中で報告されている多くの映画の興行収入が、配給元の発表する数字と大きくかけ離れているという。上海紙・東方早報(電子版)が報じた。

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中国電影発行放映協会は国家広播電影電視総局に属する中国電影集団公司の傘下。同協会の報告書は中国の映画業界で「紅皮書(Red Book)」と呼ばれ、前年に公開された映画の興行収入やランキングなどが記されている。業界関係者によると、興行収入の水増し発表は「映画宣伝のための常とう手段」とのこと。特に公開初日と公開第1週の興行収入は、平均で50%も水増しされるという。

例えば、今年の正月映画「譲子弾飛(Let the bullets fly)」。1月28日までの興行収入は、映画会社の発表によると国産映画史上最高の6億元(約75億円)を突破。最終的には7億3000万元(約91億円)に達する見込みだという。だが報告書では、2月末までの興行収入が6億5928万元(約82億円)で、同じ正月映画「唐山大地震」の6億7332万元(約84億円)に届いていない。こうした水増しは観客動員に効果があるというが、平然と虚偽の数字を発表する映画業界の姿勢は興行収入に対する不信感を募らせるだけでなく、映画市場全体の信頼を損なうもの。米国のように公平な統計調査を行う第三者機関が中国にも必要なのではないだろうか?(翻訳・編集/本郷)
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