鉱山浸水で35人が不明 生存の見込み薄―内モンゴル包頭市

Record China    2007年1月18日(木) 11時24分

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1月16日の夜に起きた鉄鉱山の浸水事故で、坑道にいた作業員35人が行方不明となった。浸水の量が多いのと、水をくみ出すためのポンプが小さすぎたため、救助作業は難航しているという。

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2007年1月17日、内モンゴル包頭(ほうとう)市にある壕頼溝超越(ハオライゴウチャオユエ)鉄鉱の鉄鉱石採掘場で、浸水事故が起こった。レコードチャイナのカメラマンは、駆けつけた救助隊の現場指揮部が伝えたニュースから以下の情報を得た。

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1月16日の夜11時40分ごろ、包頭市の東河(ドンホー)区河東(ホードン)鎮壕頼溝超越鉄鉱の1〜3番坑道で浸水事故が起こった。坑内にいた作業員のうち、11人は自力で脱出したが、残り35人が地下に閉じ込められ、生死不明の状態だという。

翌1月17日の午前10時ごろ、鉄鉱周辺の半径400mの場所に警戒線が設置された。事故現場には救助対策本部が設置され、関連部門が迅速に対処した。指揮部のある人によると、浸水が起こった3つの坑道は立坑(石炭や人員、ズリまたは貨物を運搬するために掘削された縦穴)で、深さ200mもあるという。もともと使っていた水をくみ出すためのポンプは小さすぎ、さらに浸水量が多いため、救援活動を行なうことができなかったそうだ。

臨時指揮部は包頭鉱業会社とヤンガーレン炭鉱会社などに、水排出のためのポンプと汚泥ポンプを持って救援に来るよう命じた。そして、これらの企業に閉じ込められた作業員の人数と名前のリストを作らせた。鉄鉱の経営者らは、すでに公安機関に拘束されているという。閉じ込められた作業員の多くは四川省や寧夏、貴州の人々だというが、もう生存の見込みは薄いとされている。

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