ドーピングから柔道女子金メダリストを守れ!所属チームがブタの飼育始める―中国

Record China    2011年5月3日(火) 13時21分

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1日、中国女子柔道界のエース[イ冬]文(トウ・ブン)選手を擁する天津柔道チームが、選手に安全なブタ肉を食べさせるため、自らブタの飼育を始めたことが分かった。写真は25日、浙江省義鳥市で行われたブタの「痩肉精」検査。

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2011年5月1日、中国女子柔道界のエース[イ冬]文(トウ・ブン)選手を擁する天津柔道チームが、選手に安全なブタ肉を食べさせるため、自らブタの飼育を始めたことが分かった。中国青年報が伝えた。

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トウ選手は2009年世界選手権のドーピング検査で陽性反応を示し、国際柔道連盟(IJF)から2年間の出場停止処分を受け、金メダルも剥奪された。ところが今年2月、IJFの検査に不備があったとしてスポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴。訴えが認められ、処分は取り消されている。

トウ選手は筋肉増強効果があるとされるクレンブテロールに陽性反応を示した。だが、天津柔道チームによれば、これはトウ選手が中国で問題となっている「痩肉精(塩酸クレンブテロール)」を含有したブタ肉を食べたことによるもの。「痩肉精」はブタの飼料に混ぜると肉の赤身が増すことから、中国では違法に使用する悪徳業者が絶えない。

同チームではブタのほか、ニワトリやアヒルも飼っているという。トウ選手のコーチを務める呉衛鳳(ウー・ウェイフォン)氏は「トウ選手はとんだ災難だった。これを教訓に2度と同じ過ちを犯さないように」と話している。(翻訳・編集/NN)

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